夏の湿度が高い時期の方がリードの調子が悪くなると感じる方は多いですが、

実は　夏よりも　これからの冬の方がリード、楽器が大変になる季節です。

私製作リードの場合、

乾燥の影響でリードの開き方は歪になりやすく、

リードの開きが小さくなります。

これらは長めにお水に浸すことで解決します。

夏場は水に浸さなくても、お口の水分だけで吹けるのですが、

冬場は古いリード程　長めにお水に浸してください。

新品のリードは長めに浸さなくても数秒、数分で大丈夫です。

古く調子が悪くなったリードは長めに5分、１０分と様子をみながら浸し続けてください。

それでも調子が良くない場合は、

リードを微調整しますが、

まず先にリードをひっくり返して吹いてみてください。

普段と逆の面で吹きます。

これだけで調子が良くなる場合もあります。

人によってリードの上下　意見が異なります。

針金の結び目を下が良い、という人もいれば逆に上向きが良い　という方もいます。

どちらでも良いと思います。

ファゴット吹きさんはtuttiの時とソロの時に向きを変える人もいます。

そしてこれらをやってみたけど駄目だった場合は、

一部リードに付属している、リード復活シート　で軽く擦って下さい。

（付属していないリードもあります。 ）

リード先端部１ミリ位は絶対にいじってはいけません。ここをいじると一発でリードの調子が悪くなります。

凄く薄く０．０６mm位の厚さに削ってありますので、破損にもつながります。

それでもだめだった場合はカッターナイフで擦ります。削るのではなく、擦ります。

削るのは最終手段。

カッターナイフでの擦り方は文章では説明しずらいので、割愛します。

是非リード製作レッスンを、オーボエレッスンを受けにいらしてください。

リードの寿命を延ばすことが、だれでも簡単に出来る方法があります。凄く簡単です。

これができるかできないか、知っているか知らないかで

オーボエ人生、費用も変わってきます。