2025/09/15 00:12

オーボエのケーン(リード上部の口に咥える部分)は基本的には硬い方が良いという風潮があります。

それは音の密度が高くなるので、音が遠くに飛びやすい、音の輪郭がハッキリするなどのメリットがあります。
それも大切な事、正しいと思います。
しかし吹くのに凄く口の力を必要とします。口が疲れやすくなります。

私はオーボエを吹く時は 「いかに楽をするか、脱力するか」を常に意識しています。
若い時はきついリードでも何時間吹いても疲れませんでしたが、歳を重ねていくと、きついリードではすぐ疲れてしまい、
それがストレスで、音楽に集中できません。音程もリズムにも意識がいき難くなります。
息苦しい、苦しい、、、身体に力が凄く入ってしまい体の不調も現れます。

私は大変柔らかなケーンでリードを製作しています。
世の中は硬いケーンでないといけない、密度も高くないといけない、という方多いですが、
柔らかケーンも良いですよ。
口が楽。音楽に音程、リズムなどにも意識がいきます。低音も優しい音で吹けます。息に入れ方にもよりますが。

オーボエを吹いてすぐに疲れてしまう方、口がもたない方、
ストレスに感じている方は、是非、私の柔らかいケーンを使用したオーボエリード達、を吹いてみてください。
軽い吹き心地のリードも良いと思います。

オーボエリードを自作する方、
「凄く柔らかな舟形ケーン」の発売を開始しました。
ナイフの刃が入り易いので削りやすく、加工もしやすいです。
削ってすぐに音が出やすいです。
硬いケーンに比べてリード製作も楽です。
是非お試しください。