2025/06/28 15:30

オーボエは息苦しくて1曲通すのも大変ですよね。

生徒さん方からも良く相談されます。

実は私はオーボエで息苦しさで悩んだことはありません。
すごく楽な楽器だなーと思っています。
私は過去にフルートで音楽大学に行こうと思っていたことがありました。
小学生の時です。
しかし音が上手くでませんでした。しかも息を沢山使う楽器なので、吹くと頭がクラクラっとしてしまい、、、
諦めました。
オーボエはリードを工夫すれば少しの息で簡単に音が出せます。
リードによります。

他にトランペット、クラリネット、リコーダーを子供の頃にやっていました。
リコーダーでも音大に行きたいと思っていました。
トランペットも音を出すのが凄く大変、、、クラリネットも行き沢山使うのでクラクラでした。リードも良いのが無く、中学生の時ナイフで微調整して吹いていました。

始めて私の所に習いに来る方々のリードを見ると、
リードのサイズが大きいことに驚きます。
逆に生徒さん方は私のリードが小さく短いことに驚きます。
大きい、長い、面積の広いリードを吹きこなすのはとても大変です。
すごく力が要ります。身体も力んでしまいます。息を沢山使いますから1曲を通すのも大変です。
息苦しくて音楽表現を考える余地がありません。
音博を楽しめません。
「オーボエリードは71ミリ以上でなければならない!!」
このように仰る方々は多いですが、
私はそうは思いません。
国によってもオーボエリードのサイズで個性がありますね。
昔のオランダ人はリードを物凄く短くして吹いていました。
チューブをノコギリでカットして吹いていたと聞きます。
短くして音程を吹き下げて取る感じです。
リードを長くして吹き上げて音程を取る方もいますが、吹き下げて音程を取る方が楽です。
フルートの名演奏家も音程は吹き下げて取る っと言っていました。
私もその考えです。
フランス人のリードは長いですね。73ミリ以上が多いでしょうか。
西洋のデッカイ人のリード設定ですから、我々日本人がマネしても吹けないと思います。よほど練習しないとです。
ドイツは71ミリが多い印象。ドイツ人もゴッツイですよね。

まずは1曲通せるリードが大切と思っています。
音色は息の入れが大切。ただ息を入れれば良いわけではありません。
美しく暖かい息を入れて演奏します。確かにリードを厚くキツクすればある程度音色は良くなります。
楽に吹けるリードでも息の入れ方、口のアンブシュアの使い方で美しい音は出ます。
楽に吹けるので1曲を何度でも通すことが出来ます。
音楽、音程感、アンサンブルに集中でき、音楽を楽しめます。

リードを楽にして音楽、アンサンブルを楽しみましょう。

**8月はオーボエの勉強をしに行きますので、リード発送は大幅に遅くなります。
オーボエレッスンも回数がとても少なくなります。
お早めにご購入ください。