2025/04/23 01:34

オーボエのカタログにfis-gisトリルkey、fis-gis連結keyって書いてありますね。

意味を知っていますか?
gisソ♯のkeyを押さえっぱなしで、それよりも下の音を出せるシステムです。
大変便利で、連符の際に役立ちます。
しかしその調整ネジは狂いやすく、狂っているとその便利なシステムは使えません。
giskeyを押したら動く小さなkeyにはコルクなどが貼られていますね。そのコルクが劣化していたり、凹んでいたり、取れてしまっていたり、これらでもその連結システムは使えなくなります。最近はコルクが初めからついていない楽器もあります。
そのシステムが機能しているかの確認方法は、
例えば、fisの音伸ばしっぱなしにしながらgiskeyを押したり離したりします。
その時に音に変化があったり、giskeyを押した時だけ音が出なかったりする現象が起きたら、
ネジが緩んでいる、コルクが劣化している、コルクが取れている、 になります。
このシステムは特に♯が多い曲に有効で、知っているか知らないかで大きく差がつきます。
例えば、ミ→ファ♯→ソ♯ と楽譜にある場合、
ソ♯になった時に小指giskeyを押すのではなく、
始めのミの時にgiskeyを予め押します。
そのまま右手を動かせば、スムーズにミ→ファ♯→ソ♯と簡単に演奏出来ます。
これ知らない人多いです。
ドボルザークの新世界より のオーボエの♯ばっかりのソロ部分(有名なイングリッシュホルンソロではない部分)は、
これを応用して左手eskeyを絡めてやると、随分と指使いが楽になります。

文章で説明するのは難しいですね。
是非、レッスンを受けに来てください。
便利な指使い いっぱいあります。知らないと損です。知っていると練習時間少なくても吹けるようになります。