2023/11/12 19:29

左手の人差し指は中音のD Cis Es の音でハーフkeyにしますよね。

この時に「サー」という音がします。
これは自分にしか聞こえていないのですが、
この雑音が嫌だ!気になる! という方がいます。
その際はハーフkeyの穴を蝋で埋めて丸い穴を針で刺して開けるのですが、
そうすると確かに雑音は少なくなります。
これは元の穴の形が菱形であることで雑音がします。
確かに雑音が嫌であれば穴を丸に矯正すれば良いですが、、、
響きは変わってしまいます。
私的には音が硬くなる感じがします。
リードも少し合わなくなります。
先日 数年ぶりに蝋で埋めて穴を丸くしてみました。
最初は調子よく感じましたが、吹いているうちに 違和感がでてきて、
いままでのリードでは上手くいきませんでした。
ちょっとしたことなのですが、違いう楽器になります。

このハーフkeyホールは指使いの為です。
フランス人が好むコンセルヴァトワール式に指使いでは菱形でないとうまくいきません。
ドイツ人が好むドイツ式の指使いでは丸い形でも上手くいきます。
ドイツ製の楽器では初めから丸い形をしています。

私的には菱形のほうが柔らかく暖かい音がします。
しかもその雑音が大好きです。
この「サー」とい雑音が音、音色感を豊かにします。
そしてハーフkeyを使う音でPPが出しやすくなります。
音色も豊かな感じ。

雑音も音色作りの大切な要素です。

もしハーフkeyホールを埋めて丸い穴に矯正してから、楽器の調子が悪いとリードの調子が悪いと感じる方、
穴をホジくってもとの菱形に戻すと良いかもしれません。