2023/04/29 19:35

本日は最近発売開始しましたリード微調整用 シートヤスリの使い方 基本編です。
後日応用編をお送りします。こちら写真のピンク色のシートは紙やすりみたいな物で、紙やすりよりも何倍も何倍も目が細かく、すごく繊細にリード擦る(薄く、鳴りやすく)事が可能です。
これでリード表面を擦るだけですので、完成リードを削ったりして微調整をしたことがない方でも簡単に微調整や古いリードの復活ができます。

*********まずは必ず使っていない古いリードで試して練習してください。******
使い方、
***
まず軽くリードを湿らせます。(湿らせる時間は人それぞれ考えが異なり色々な考えがありますが、ここでは当ショップでご購入頂きました完成リードを想定して書きます。
リードを水に浸し過ぎると割れやすくなります。リードの細胞がパンパンに風船みたいに膨れ上がり、ちょっとリードに触れた、り、歯にぶつかっただけでも割れたりします。水の浸し過ぎにはご注意ください。
1 完成リード片手に持った状態でシートヤスリで、リードの先端1ミリ以外を擦ります。
2 シートヤスリを机などに置き、軽く湿らせたリードを斜め45度位に傾けて、リードを動かして先端1ミリ以外を擦ります。

1の場合は より繊細に。微調整でき失敗しにくいです。力を入れすぎないようにしてください。軽く擦ります。
2の場合は より効率よく擦ることができます。少し力を入れてシートヤスリにリードをあてますが割れるリスクがあります。

ポイントは1,2共にリード先端のすごく薄い所は触らない事です。
ここを触ってしまうと吹奏感がすぐに悪くなってしまいます。鳴りすぎる、振動しすぎるリードに対してここの先端部分を薄くすると、円やかな響きになったりすますが、大変大変難しいです。触らないほうが良いと思います。

先端以外をリードの裏表 できるだけ同じ回数 数えながら擦りましょう。
リードナイフで削るときは もっと細かく部分部分を均等に削っていくのですが、このシートヤスリは目が非常に細かいので、ナイフみたいに神経質にならずに適当に全体をこすります。(何度も言いますが先端1ミリ位は触らない)

****必ず古い使っていないリードで実験 練習してからにしてください!!***

他にも工夫次第で色々な用途に使えます。これで気軽にナイフを研ぐことも出来ます。
今回は表面を擦ってリードを振動しやすくする(鳴りやすくする、軽くする)方法でしたが、次回は応用編で、リードの振動を抑える、吹奏感を少しキツくする方法を公開いたします。

最近からですが、当ショップで完成リードお買い上げ頂いた場合は、このシートヤスリを小さくしたものをお付けしております。